令和5年11月19日(日)
紀州本町道院にて和歌山市小教区僧階研修会が行われました。
いつもの暗い時間の道院ではなく、少し(いやもっと)肌寒い朝の道院風景は当たり前のことですが、
「合掌、こんばんは」ではなく「合掌、おはようございます」と新鮮な趣きにて所属拳士が集まってきます。
道院に着く拳士は各自、いつものように作務を始め、修練開始に備え準備を行います。
定刻の9:00になり、研修が始まり、まずは15分間の鎮魂行に入ります。
鎮魂行を終え、いよいよ研修会講義に移ってまいります。
予定の時刻9:20より50分間の講義に移ります。
今回は小導師も対象ということもあり、僧階講義のテーマは「金剛禅の教典の意義」とし、紀州本町道院 田村道院長が講師を努めて頂きました。
まずは、講義テーマに入る前に、紀州本町道院の歴史を教えて頂き、道院長の歩みを聞かせて頂き、本題のテーマに移ってまいります。
少林寺拳法の真髄でもあり、教典のなかの聖句にもある「己こそ己の寄るべ・・・」 その言葉を例に上げ
皆さんは己を寄り所とできていますか? と道院長から問われる場面や、また自他共楽とは寄り添う事が大事であると
道院長の経験談を聞かせて頂きました。
道院長の講義を、熱心に聞き拳士達は筆記しておられました。
続いての予定時刻10時15分より15分間の討議の時間に移ります。
討議のテーマは、講義に基づき教典内容から、語り合いました。
笑いも交え、熱心に語り合っておられました。
女性拳士も、少林寺拳法の教えが自らの仕事へ、どのような影響を与えているかなど語っておられました。
上記画像のグループでは、自他共楽とはいかなるものか?についても熱く語られておりました。
皆さん、自他共楽は永遠のテーマであり、理想境建設に向け最大の課題であると共感されておりました。
写真を撮る私も、後ろでお話を聞きながら、自他共楽を目指す為にも、まず己を寄り所とすることが出来る
自信と勇気と行動力を補うため、日々の精進が必要だなぁ と再確認させて頂いておりました。
楽しい討議も時間を迎え
10時40分より50分間の易筋行に移ります。
まずは、準備体操から始め基本練習に移ります。
道院長が指名し、前に立つ拳士を技ごとに入れ替えるなど、楽しい基本練習が行われておりました。
上の画像の練習が、本日一番の楽しい練習風景で、皆で手を繋ぎ横に足刀蹴りを行うという少し変わった練習風景でした
基本練習の後は、列に並び相手を入れ替えながらの技の修練となりました。
50分の易筋行も、あっという間に時間が過ぎ、この日の小教区僧階研修も無事に終わる事が出来ました。
残るは、拳士皆さんはレポートの提出が待っております。 皆さん どのようなレポートを書かれるのでしょうか?
いつもと違う時間、内容でこれほど雰囲気が変わるものなのですね。
いつもの夜の修練も楽しいのですが、本日はより一層和気あいあいと修練を楽しんでいる姿が見えました。
これこそ開祖が見た嵩山少林寺白衣殿壁画の絵が、これではないでしょうか。
長いblogとなってしましましたが、本日の研修会の
様子を見ていただこうと書かせて頂きました。
このblogを見た方で、少林寺拳法を始めてみようかな?
という方が1人でも多い事を願います。
ありがとうございました。 blog担当 矢田真裕