高校生の時に空手の道場に通っていたのですが、大学進学後、先輩方からの勧誘があり、中京大学の少林寺拳法部に入部しました。
そこで初めて少林寺拳法に出会い感動し、いつか自分で道場を開きたいという気持ちが芽生えました。
次は自分が少林寺拳法を伝えることを通して、少林寺拳法の技術だけでなく、その背景にある思想や、歴史、武道文化などを伝えられたらと思い、大学卒業後、郷里の道院で修行し、その後、道院を設立し、道院長となりました。
まず最初に、拳士に笑顔で接し、リラックスしてもらうように心がけています。次に、一人一人に合った内容、スピードで修練を進めていくようにしています。
少年部では、道具を使ったゲームや、学校でならった事を道場でしてみるなど、子どもが興味を持つような工夫をしています。
一般の初心者方には、ゆっくり、はっきりしたわかりやすい言葉で指導するように心がけています。
高段者には技術水準を保つのと同時に少林寺拳法を続けるモチベーションを高く保つためにも何らかの目標を設定するように勧めています。
世の中の変化の進化のスピードは驚異的です。
ほんの数年で想像もできなかったような状況が次々と生まれています。
少林寺拳法を教える立場として、これからも少林寺拳法についての知識を積極的に学び、少林寺拳法を教えることを通じて、変化していく世の中に柔軟に対応出来る人をどんどん増やしていきたいと思っています。
そして、少林寺拳法の楽しさや教えの素晴らしさを一人でも多くの方に知っていただき、実感していただけるような、そんな道院にしていきたいと思います。
海南黒江道院に通っている拳士は皆、ごく普通の社会人や小・中学生です。
アットホームで、タテヨコのつながりが楽しいです。
また、比較的年齢の高い方や女性もいらっしゃいます。
少林寺拳法を始めてからは食事が美味しくなり、今までは線が細く華奢な体が健康的でスタイルも良くなってきました。
運動に対しての苦手意識も無くなってきましたし、身体を動かすことが苦ではなくなってきました。
多少の運動では息を切らすことも無くなり、日常生活においてもストレスを以前より感じなくなりました。
実際に道院に通うようになって、少林寺拳法に対する印象が変わりました。
稽古は体力が必要で大変な面もありますが、レベルに合わせて指導してくださるので、初心者でも学びやすいと感じました。